高麗人参を種から育てる方法とは

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高麗人参を種から育てる方法とは

高麗人参の原産地は中国や韓国なのですが、1729年頃に日本国内でも栽培に成功してからは日本でもずっと作られ続けてきました。
昔は人参がその土地の栄養を吸収しつくしてしまうのでその土地で栽培できるのは一代で1回のみだと言われていたくらいでしたが、現在はいろいろと改良されたため、昔に比べると植えられるまでの年数は短くなりました。
それでも10年ほどは土作りにかかると言われています。

高麗人参はとても手間ヒマをかけてしなくてはいけません。
栽培する土地は暑くも寒くもない場所で水はけが良いというのが最低条件です。
基本は土作りで、化学肥料などは土の濃度のバランスがとれなくなるため使わず、
トウモロコシなどの作物をまだ熟す前に収穫して、それを肥料として使います。
自宅栽培用では種も販売されていますが、苗として一年根や二年根など途中まで元気に成長してきているものが販売されています。
土作りから始まって、種を植えて育て収穫するまではおよそ5年から9年ほどの年月が必要になってきます。
だからこそ人参はとても貴重なものであるといわれ、高値で取引されることもよくあるのです。
一番栄養があるとされるのが6年根です。
それ以上になると病気になったり、腐ったりする可能性が高く、育てられないからです。
機会があれば、6年根でできたものを食べてください。
このサイトに、高麗人参が育つ最適な土壌の解説がありました。
おもしろいので、ご覧になってみてください。

この土作りの作業だけでおよそ1年から3年ほどかかります。
土ができたら、ようやく種をまくことができるようになります。
大きさは小さめの大豆よりももう少し小さいというくらいで、色は明るめの茶からこげ茶です。
人参の栽培に直射日光は厳禁なので、それを避けるための小屋のようなものが必要です。
大切なのは完全な日陰にするのではなく、朝だけは日を浴びることができるような状態にするのがベストです。
そして大切に育てていると4年ほどで花が咲いて夏頃には赤い実がなります。
この赤い実からエキスを取り出してサプリメントにしているものもあります。
人参の葉には柄がつきますが、この柄によって栽培年数がわかります。
1年に1本ずつ増えていくのでわかりやすいです。

そしていよいよ収穫です。
早ければ4年目から収穫できますが、5年目や6年目が収穫に向いている年数ですので、その頃がおすすめです。
そして収穫が完了したら、その土地はまた質の良い人参を育てるために10年ほど寝かせるのです。
自然のままにしておき、栄養分もその中で蓄えていきます。
このように長い年月をかけて育てられる人参は体に良い影響を与えるため万能薬と言われているのです。